Eclipse:Run Configurationの整理
EclipseのRun Configurationは便利である。一度実行すれば、その状態を勝手に登録してくれて、Configurationを開いてコマンド引数やVM引数を指定することができる。
しかし、一方で困ることもある。
- ユニットテストだろうが何だろうが、常に登録されてしまう。
- その結果、あまりに多くのものが登録されっぱなしになっている。
- プロジェクトを削除しても登録は消されないようだ(これは消すように設定することもできるが)。
- したがって、もはや存在しないプロジェクトのRun Configurationなのに残っており、同じ名前を指定することができない。
自動登録させない方法はあるのか?
この方法は見つからなかった。つまり、何かしら実行すればどうあってもRun Configurationには登録されてしまうようだ。
設定で不要なものを削除する
以下で設定画面を開く
初期状態では以下になっているはずだ。閉じているプロジェクト、削除されたプロジェクトの設定ファイルは表示されない。
これらのチェックを外して表示させ、ラウンチ設定を削除するとよい。
ラウンチ設定はどこに保存されているのか?
以下に情報がある。
つまり、これらのラウンチ設定は、「ワークスペース/.metadata/.plugins/org.eclipse.debug.core/.launches」に*.launchとして格納されているので、不要なものを削除してEclipseを再起動すればいいらしい。
こんな様子だ。
この.launchファイルは単純にXMLファイルである。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="no"?>
<launchConfiguration type="org.eclipse.jdt.junit.launchconfig">
<listAttribute key="org.eclipse.debug.core.MAPPED_RESOURCE_PATHS">
<listEntry value="/maillib/src/com/cm55/maillib/AllTest.java"/>
</listAttribute>
<listAttribute key="org.eclipse.debug.core.MAPPED_RESOURCE_TYPES">
<listEntry value="1"/>
</listAttribute>
<stringAttribute key="org.eclipse.jdt.junit.CONTAINER" value=""/>
<booleanAttribute key="org.eclipse.jdt.junit.KEEPRUNNING_ATTR" value="false"/>
<stringAttribute key="org.eclipse.jdt.junit.TEST_KIND" value="org.eclipse.jdt.junit.loader.junit4"/>
<stringAttribute key="org.eclipse.jdt.launching.MAIN_TYPE" value="com.cm55.maillib.AllTest"/>
<stringAttribute key="org.eclipse.jdt.launching.PROJECT_ATTR" value="maillib"/>
<stringAttribute key="org.eclipse.jdt.launching.VM_ARGUMENTS" value="-ea"/>
</launchConfiguration>
ラウンチ設定削除の一提案
他に良い方法があるかもしれないが、とりあえず以下の方法を使うことにした。
- 使い続けるラウンチ設定には、他とは区別できる特別な名称を与える。
- Eclipse起動前に、上記以外のラウンチ設定をすべて削除する。
必要な設定には例えば、次のように下線から始まる名前を与えることにする。
すると、ファイル名称も以下のように変更される。
あとはEclipse起動前に下線から始まる名前以外を削除してしまえばよい。
ちなみにEclipse実行中に削除してもRun Configurationの内容には影響が無かった。起動中にはメモリに保持されているらしい。