Dockerのイメージにlatestを使用しないこと
DockerfileでもDocker-compose.ymlでも良いのだが、イメージの指定にバージョンをつかない、あるいはlatestを使うのは避けるべき。
実際のバージョンがわからない
latestを使うと、pullされるイメージは「最新のもの」になるのだが、取得したイメージを見ても、実際のバージョンはわからない。
これについての議論がFinding the actual version of latest version of docker imageにある。
更新時に問題になることがある
実際にNextCloudの更新で問題になったのだが、NextCloudでは、二つ以上のメジャーバージョン更新はサポートしていない。実際に22から24にあげようとしたが、途中でエラーになってしまった。正しいやり方としては、22から23に上げ、その後に23から24に上げることだ。
もしlatestを使っていて、更新しようとしてpullしてしまうと、この問題が発生してしまう。
サーバ替えの時に問題になることがある
VPSサーバのイメージまるごと持っていけば問題無いのだが、VPSサーバ会社間ではそれができない。したがって、dockerで構築された環境をまるごと持っていくことになるのだが、その際にわざわざDocker内に保持しているイメージまで持ってはいかない。
もし、以前のDocker環境での構築時のlatestと以降時のlatestが異なってしまうと、やはり同じ問題が発生してしまう。
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