Windows7サポート終了でどうなるのウソ、継続利用、使い続ける

2020年2月2日

2020/1にWindows7サポート終了ということは事実なのだが、「サポート終了するから危険になる」だから「パソコンを変えてOSを新しくせよ」というのは全くのウソなので注意されたい。

2019/09/22、コメント欄は閉じました

どこかでおせっかいな方が紹介されたようで、主体性の無い方が大挙して押しかけるようになりました。以下が本日のアナリティクスです。

ふだんのアクセスは以下のようなものです。大してアクセスありません。「アクセス稼ぎ」などと言われる方もいらっしゃるようですが、もともとこれでは儲からないんですねぇ。。。その上さらに誹謗中傷まで来たのではたまりません。

対応するのが面倒なので、コメント欄は閉じさせていただきました。あしからずご了承ください。

もともと本サイトは技術サイトであり、発見・研究したことを皆さんに利用していただくべく公開しているものです。他の記事をご覧ください。私自身もオープンソースソフトウェア等には非常にお世話になっているので、その恩返しのつもりでもあります。

その本来の意図では無いところでの「炎上」やら何やらは御勘弁いただきたい。炎上がお望みであれば、他でやってください。関わるつもりはありません。

。。。と、陰湿な人間がいるもんですねぇ。わざわざ別の記事にコメント、しかも無内容です。メアドも名前もデタラメですね。

これ以下が本文です。

何が危険になるのかの原理説明が無い

まず、こういうウソを流布している方々というのは、Windows7のサポート終了で一体何がそんなに危険になるのか、その原理を一切説明していないのだ。

原理を説明できない理由というのは、危険になるからではなく、「危険性」を煽りたいからである。できる限り危険性を煽り、買い替えさせたいという業界の目論見なのである。

こうした目論見はこれまでもずっと行われてきた。Windows 95, 2000, XP, Vistaなどなど、その都度その都度業界ぐるみでこういったウソを撒き散らし、ユーザの買い替え需要を狙ってきたのである。

こういった業界の消費者工作に騙されてはいけない。

危険性を煽るギョーカイの試み

ユーザに危険性を煽り、買い替えさせようというギョーカイの試みは多数ある。

例えばNECだ、すぐに始めるべきWindows 7 サポート終了対策~移行ターゲットはWindows 10。今から準備すべきこと~

Windowsに限らずあらゆるソフトウェアには、ほぼ例外なくセキュリティ上の脆弱性が潜んでいる。従って新たな脆弱性が発見された場合でも、サポートが終了しているので、修正されることなく放置されてしまう。結果としてそのPCは、常にマルウェア感染や不正アクセスの脅威にさらされることとなり、悪意の第3者に乗っ取られて犯罪の踏み台にされる、重要な情報が盗み出されるといった危険性が高まるのだ。万が一にもサポート終了したソフトウェアを搭載したPCから顧客の個人情報などが漏えいして相手に損害を与えてしまった場合、自らの責任を免れることはできない。重大な過失を問われ、巨額の賠償金を請求されるとともに、自社の信用も一気に失墜してしまうことになる。

というのだが、全くのウソである。

例えばパソコン工房だ、Windows 7 サポート期限迫る!乗り換え徹底解説 | パソコン工房

例えば、これまで提供されていた「セキュリティ更新プログラム」が延長サポート終了後は配信されなくなるため、セキュリティ面に不安がでてきます。また、公式サポートの問い合わせ対応においても、受け付けてもらえなくなります。延長サポート終了後も利用し続ける場合は、リスクも承知のうえで利用するという覚悟が必要になります。

これも全くのウソだ。

業務用パソコンは全く危険ではない

さて、どんな危険があるのか?まず第一に考えられるのは「ウイルスが侵入する」であろう。それ以外の危険性というのは思いつかないのだが。。。

この反論としては、ネットに繋がなければウイルスは侵入しない、ということだ。

あるPCについて業務用のソフトを使用し、ブラウザ等でネットを見なければ何の危険性もありはしない。誤解しないようにしてほしい。

これに対する反論としては、「LAN内の他のパソコンでウイルスに感染するかもしれない」というものがあるかもしれない。

しかし、それが勝手に入り込むことはありえない。現代のパソコンはファイアウォールが備わっており、外部から勝手にウイルスが侵入する余地は全く無いと断言してよい。

※しかし、Windows2000時代には、いつもながらのマイクロソフトによる欠陥により、そういうことがあったにはあったのだが。

ネットに接続しても全く危険ではない

では、ネットに接続すれば危険かと言えばそうではない。

もちろん、マイクロソフト製のInternet Explorer(IE)のようなバグだらけのソフトを使っていれば危険はあるかも知れないが、FirefoxやChromeなどは常にアップデートされているのである。Windows7の更新がなくとも、それとは無関係にFirefoxやChromeは自動更新される。

したがって、Internet Explorerを使わずに、これらのブラウザを使う限りでは何の危険性も無い。勝手にウイルスがダウンロードされることなど100%無いと言い切れる。安心してほしい。

IEなどを使わず、FirefoxやChromeでネット閲覧を行い、ダウンロードしなければ100%危険性は無い

ダウンロードしても全く危険ではない

では、何らかのソフトをダウロードしたら危険かと言えば、これも当てはまらない。

なぜなら、アンチウイルスソフト(もし入れているなら)も日々自動更新されているからだ。こういったアンチウイルスソフトでは、ダウンロードしたプログラムをダブルクリックで起動しようとしたその時にその実行をストップしてしまう。

だから、これについても危険などはない。

常に更新されているアンチウイルスソフトがあれば、ほぼ危険性は無い

ただし、標的型攻撃は、サポートがあろうがなかろうが無関係

しかし標的型攻撃というものがある。つまり、一般的なアンチウイルスソフトに知られていない特別なウイルスをごく少数の場所にメールなどで送りこむという方法だ。

これについてはWindowsのサポートがあろうがなかろうが無関係だ。バリバリに更新されたWindows10であろうが防ぐことは絶対にできないのである。くれぐれも誤解なきよう。

これについては、「見知らぬ人からのメールを開いてそのプログラムを実行したりしないこと」という回避策しか存在しない。十分注意されたい。

まとめ

  • 業界ぐるみの「Windows7は危険になる」に騙されてはいけない
  • IEなどを使わず、FirefoxやChromeを使うべし
  • 日々更新されるアンチウイルスソフトを入れるべし
  • 標的型攻撃には最新OSであろうが無力であり、サポート有無には関係無い

Windows7は使い続けられるのだ。騙されないようにしていただきたい。

ギョーカイはパソコンを買い替えてもらいたいのである。Windows7サポート終了においては、そういったギョーカイの意図を見破ることがまず第一に重要な点だ。

ここを読んだギョーカイの方にお願いする

私の言うことが間違っているのであれば是非指摘してほしい。反論してほしい。

しかし反論などできないはずだ。ギョーカイとしてはとにかくパソコンを買い替えさせるという目的を追求しているだけであり、それ以外の理由など無いからだ。

しかし、ほとんどの方は「危険だと言われているから」程度の認識だろう。何が危険になるのか、その原理など考えたことも無いからだ。その程度の方々なのである。これについても反論などできやしないだろう。いい加減に一般消費者を騙すのはやめたらいかがか?

追加:それでも不安な方へ

それでも不安が消えないという方は、Windows10にした方が良いだろう。Windows10はそれほど「重く」はなっていないので、Windows7マシンでも十分快適に動作させられると思われる(Windows7上で快適であるならば)。

※これまでのWindowsのアップデート事情というのは、より重く、より速いパソコンを要求するものだったのだが、そしてそれがパソコンメーカーにとっても好都合(ユーザにマシンを買い替えさせるという目的)だったのだが、Windows10はタブレットをターゲットにしているだけあって、それほど重くはなっていない。しかしもちろん、デスクトップユーザにとっては、Windows7に比較すると、Windows10はひどく使いづらいことは覚悟する必要がある。

しかし普通に買ってはいけない。例えば、ごく普通の「正規版」なるものを買うと1.5万以上はする。こんなバカげたものを買う必要はない。

MicrosoftによるWindowsの商売やり方というのは、MSDOS時代からそうなのだが、パソコンにバンドルする、つまりOEM供給するというものだ。このやり方のマイクロソフト側の旨味としては、「Windowsに責任を持たなくて良い」ということである。OEM供給しており、自社の製品では無いのだから、マイクロソフトには責任は無いのである。それとまた、OS供給を支配することによりハードウェアメーカーや販売店を支配するということだ。

しかしその一方で、NECやらパソコン工房やらの「マイクロソフトからOEM供給を受けているマイクロソフト言いなり奴隷」達がこぞって、マイクロソフトのお墨付きを得た上で「Windows7の危険性」を煽っているのである。このあたりをきちんと見る必要がある。こういった連中が奴隷状態になった経緯にはとても長い歴史があるだが、ここでは書ききれないし、その資料となるものも今現在は消失の一方である。

ともあれ、Windows(古くはMSDOS)がいくらバグだらけであろうが、OEM供給先の富士通なりDELLなりIBM(Lenovo)なりがその責任を持たねばならないという形なのである。実際、マイクロソフトにWindowsの不具合を電話問い合わせしたところで、「メーカーに聞け」と門前払いされてしまうのがオチだ。

つまりは、一言でWindowsというが、これには二種類ある。NECのマシンのWindowsは、マイクロソフトのWindowsとは別物なのである。もし、NECのマシンのWindows7のサポートが切れるというのであれば、その責任はNECにある。NECは全国の利用者にお詫びしなければならないはずなのだが、その責任を知らんぷりして「Windows7のサポートが切れるので危険になります」などとは片腹痛いというものだ。

したがって、マイクロソフト正規版というものは、マイクロソフト連中が「責任を持つ」という前提で売られているものであり、バカ高い値段がつけられている。

その一方で、「ハードウェアにくっつけた形で」売られるものは、かなり安くなる。その「ハードウェア」なるものが、USBメモリ一つであっても良い(DSP版と呼ばれるようだ)。もちろんこれはマイクロソフト「純正」ではないのだが、安さを求めるならその方がベターだろう。

ともあれ、このように一口にWindowsと言っても、その責任の所在というのは異なるものなのである。本来は「NECのWindowsは」、「富士通のWindowsは」と区別せねばならないはずなのだが、各社ともにその責任を放り出し、消費者に押し付けているのが現状である。

さて、もっと良い方法としては、現状のWindows7マシンにはLinux等を入れてしまい、新たに中古のWindows10マシンでも購入すればよい。1.5万以上もWindowsパッケージ購入に費やすなら、中古のデスクトップを購入した方がマシだろう。

さらに追加:笑止な反論について

コメント欄で「ゼロデイ攻撃というのがあるじゃないか」とコメントされた方がいたのだが、笑止だ。まるで「Windows10にはバグが無い」との前提であるかのようだが、Windows10にも(Windows7と同様に)バグは存在する。既知で修正されたものもあるし(しかも、ファイルに書き込めなくなるという、OSとしてはありえないバグだ)、あるいは今後もバグは発覚していくことだろう。もちろんWindows7にも、まだまだバグは残っているだろう。

結局のところ、何を選ぼうがバグは存在する。

多くの人がこのことを認識していないと思われるが、ハードウェア(冷蔵庫や医療機器や航空機といったもの)にバグがある場合には、メーカーはその責任をとらねばならないのだが(製造物責任法等)、しかし「ソフトウェアオンリー」の場合には、彼らは責任をとらなくても良いことになっている。

Excelを使って会計を行ったら、バグのために計算値が間違っていて大損害を被ったという場合にも(実際にExcelにはそういったバグが存在した)、彼らは責任などとらなくて良いのである。

これは、いにしえの昔に米国において、ソフトウェアロビーが政治家や議会に働きかけた結果であり、これを日本でも踏襲している。

したがって、現代のソフトウェア企業の出すものは「バグがあるのが当たり前」だ。そういった状況で競争に勝つには、ライバルに先んじるには、ソフトウェアの徹底的な検証など行う暇など無いのだから、バグがあるのが当たり前のことになってしまっている。

だからこそ、Windowsは「Windowsアップデート」などという名称でバグ修正を行っているのである。そして、そもそも「バグだらけのソフト」を売りつけておいて、「Windows7にはバグがあるかもしれませんから、危険になるかもしれません」などとは片腹痛いというものである。

そして、先に書いたように「Windows10にはセキュリティバグなどありません」などとは言えないのである。悪い連中がいつそういったバグを見つけて侵入してくるか、そんなことは無いのかは誰にも断言できない。

実際に、Wikileaksという告発団体が二年ほど前にVault 7という機密文書を公開したことがあったが、これは何かと言えば、Apple製品、マイクロソフト製品、Samsungのテレビ内蔵のソフトウェアなどに含まれるバグを、CIAチームが見つけCIAがそれを利用してユーザのスパイをしているという文書だった。

このように、ある程度の予算のある「悪い連中」というのは、いくらでもバグを見つけ出し、それを利用するものなのである。

ちなみに「ゼロデイ攻撃」というのは、世間的には全く知られていないバグを利用してある日一斉に攻撃することだが、こんなものはWindows10だろうがWindows7だろうがMacOSだろうがiOSだろうがAndroidだろうが全く何の違いも無い。バグは必ず存在するし、悪い連中はそれを見つけ、ある日一斉に攻撃するということだ。

以上に反論できるのであれば、ぜひとも反論していただきたいと切に願う。理にかなった反論があるのなら意見を変えても良いのだが、今のところお話にならない反論しか無いようだ。したがって、上の意見を変えることは無い。

さらに追加:2019/9/24

コメントの中で書いたことなのだが、以下の問題もある。

危険になることが既知であるならば既に修正されているはずであり、であれば危険性はない。これは論理的帰結である

しかし、これには反論もあろう。「今後危険性が発見されるかもしれないじゃないか」と。

これも既にお答えしている。

マイクロソフトや他ソフト会社も同じなのだが、ソフトウェアの不具合について、その責任をとらなくても良いよう、ロビー活動して法律を作らせてしまったのである。その一方で、ハードウェアには製造物責任法があり、不具合ある場合はメーカーがその責任をとらねばならないのだが、ソフトの場合はそうではない。

※ちなみに、ボーイング737 MAXの墜落事故で航空専門家が言うには、ソフトウェアがデタラメだそうである。しかし当然だが、ボーイングの責任は免れない。ソフトがハードウェアに組み込まれている場合の瑕疵(バグ)については、その責任は免れないのである。

ともあれ、ソフトウェア専門会社は、バグがあろうが、それによってユーザ重大な損害を被ろうが、一切責任をとらなくて良い。こんなバカな話があるだろうか。

現代という時代は、ソフトウェアが、ビジネスにおいても日常生活においても重要な位置を占めているのだが、そんな中で「悪人が簡単に悪さをするような瑕疵があっても責任を問われない」ということになっている。

ここが問題の根源であることが、皆さんおわかりにならないらしい。そもそも、悪い連中がたくさんいるインターネットに接続して、ありとあらゆることを行うソフトウェアを提供しておいて、その穴を(発見できるまでは)放置していることが、いかに犯罪的かまるで理解できないようだ。

なおかつ、そのようなソフトのメーカーの責任をしらばっくれ「こういった穴があるかもしれませんから、パソコンを買い替えましょう」などと懸命に宣伝し、買い替え需要で儲けようとするマイクロソフト奴隷会社のインチキぶりも認識できないようだ。

大手ソフトメーカーのこれまでの必死の努力、つまりは皆さんをそういう方向性に洗脳する懸命な努力が実を結んだ結果とも言えよう。

さて、私がこういう意見を言うことを気に入らないという方も大勢いらっしゃるのだが、そういった方々は大した意見。。。どころかまともな意見さえ言って来ない。

この記事のコメント欄を閉じたために、他の記事にコメントをつけてくるのだが、「コメントを閉じるなどとは卑怯だ」などという主張らしい。それ以前に、わざわざ他の記事にコメントつけてくる位なら、そこでしっかりとした反論をしたらいかがか?

できないのである、論理的な思考もできず、反論もできないにも関わらず、「お前が気に入らない」からいちゃもんを付けてくるだけだ。その程度なのである。

反論したいのであれば、少なくとも私に対してその身分を開示した上できちんとした反論を行っていただきたいものだ。マトモな反論であれば、聞く耳も持とう。しかし、この手の方々の願望としては、単に「皆と違う意見だぞ!いっけないんだー。そうだ、皆に言って袋にしてもらおう!」程度でしかない。

日本国は言論の自由の国であり、脅迫や名誉毀損等の行為でない限りいかなる言論も許される国である。もしも、皆と違う意見、一般に流布されている意見と異なる意見の表明が許されないとでも言うのであれば、日本国よりも中国や北朝鮮の方がお似合いであろう。

さらには、私の意見に対する反論に対し、私が再反論やら弁明やら釈明する義務など無い。日本国にそんな法律はどこにも無い。本来言いっぱなしで良いのである。コメント欄で反論を書いたのは単なるボランティアである。それをやれと言うのであれば、その方が強要であろう。

あまりにテレビの見すぎではないか?あれがあの世界でのみの出来事なのがわからないだろうか?

いわゆる芸能人が不倫などをすると、会見で弁明したりするのだが、これは新聞・テレビ等のメディアのおかげで、芸能人が飯を食っているからにすぎない。

反論したいのであれば、正々堂々と身分を開示してから行うことだ。それさえもできないような外野の「意見」なるものはすぐさまゴミ箱行きの可能性が大きい。

さらに追加:2019/10/03

前回、身元を明らかにしてまともな反論をしていただきたいと書いたのだが、一件も来ていない。私の素性は、少々リンクをたどれば即座にわかることであるし、コンタクト方法も山程提供しているはずなのであるが。。。

この程度の方々なのである。「何か気に入らない」らしいが、多分に感情的なものでしかなく、論理など露ほどもなく、何の反論もできはしない。

さて、私は「マイクロソフト奴隷の各社が」と書いたのだが、それをわざわざ証明してくれるかのように、最近はマイクロソフトが音頭をとって、Windows7からの乗り換えキャンペーンをやっているではないか。これである。

いつ中止されるかわからないので、スクリーンショットをいくつかとっておこう。

ここで笑えるのは、このコマーシャルビデオなのだが、モダンPCは起動が圧倒的に早いのだそうだ。47秒早く、一年で云々、一生だと云々と馬鹿げた解説をしてくれている。

ちなみに、私のPCはWindows7時代のPCにWindows7を入れているのだが、起動自体に47秒もかからない、これはSSDを入れているせいだ。起動が早くなる大きな原因としては「モダンPC」だからではない。SSDのゆえである。

しかも、HDDで起動が遅いとすれば、それ自体がマイクロソフトに原因があることは自明である。

自らがまいた種を利用して奴隷会社に儲けてもらい、ますます支配を強めようというマイクロソフトの姿勢が垣間見えるというものだ。

さて、ここにラインナップされている奴隷会社のPCというのは、すべてがノートパソコンであり、しかも異常に高価である。例えばDELL XPS13などは17万程度もする。

世界をまたにかけて、カフェで仕事をする時代の寵児みたいな人間ならいざしらず、ふつーの業務にはこんなものは不要である。Amazonの中古で1万2万で販売されているWindows7機本体で十分であろう(モニタ別)。

そして決定的な点としてはこれだ。

わざわざWindows7との比較をしているのだが、もちろんウソは書いていない。ちゃんとこう書いてある。

気になるのが「高速スタートアップ」を使った起動速度。ここでは、Windows 10 を搭載したモダン PC と Windows 7 を搭載した PC で比較してみました。電源ボタンを押してから、デスクトップが表示されるまでの時間は、モダン PC は古い PC と比較して約 2 倍も高速に!

SSD や eMMC が搭載されているモダン PC に「高速スタートアップ」の技術が組み合わさり、これだけの差が出てくるのです。

「Windows7は危険になる!」との宣伝を懸命に行っている連中の目論見は明らかだろう。「早くなる」(しかし、その中身はほぼSSDによるもの)などと、大したメリットも訴えられず、その実はなんとかかんとか消費者をバカ高いPCに誘導することなのである。

さらに追加:2019/10/05

これを言い忘れたのだが、前述のコマーシャルでは、本当にユーザの望むことは一言も触れられていないようだ。これについてマイクロソフト自身も奴隷各社もしつこく喧伝してきたにも関わらずである。それはつまり、

モダンPCで安全になるのか?

である。当然だろう。これが最大の問題であることは言うまでもあるまい。少々早かろうが遅かろうが、そんなことは関係無い。ユーザのデータが盗まれたり、人質にとられたりすれば、その程度のメリットなど吹き飛んでしまう。

しかし、言わないのである。一切言及しない。安全にはならないからである。これまで通りのバグだらけ、セキュリティホールだらけを続けると宣言しているようなものだ。つまり、

モダンPCは早くなるかもしれないが、安全性は前とおんなじ!

ということである。反論ある方は是非反論して欲しいものだ。いかにもWindows10で安全になるかのような意見をコメント欄に書いていた人がいたのだが、何の根拠も無い。連中自身が、モダンPCは従来に比べてこんなに安全ですと証明もしてはいないし、宣伝文句にもしていない。全くそんな自信は無いことを如実に示しているではないか。

2019/10/7 奴隷メディアによる応援

さて、マイクロソフトが自らの責任に口を閉ざし、その一方でパソコン会社奴隷達に儲けてもらい、支配下に置くやり方がわかっただろうか?

その一方で割を食うのは一般消費者なのだが、もちろん、新聞・テレビもマイクロソフト奴隷なので、応援記事、悪く言えば提灯記事は掲載するものの、消費者が本当に知りたいことなど、ただ一つのツッコミさえしない。知らん顔である。これほど、「2020/1で切れます!危険です!」と喧伝されているにも関わらず、一切知らぬ存ぜぬだ。もしかしたら、生活面で取り上げてるかもしれないが、目にしていない。一方で掲載するのは、以下のような提灯記事だ。

これは、昨日の読売紙面である。

MSの時価総額がGAFAを越えたのだそうだ。正直申し上げて、どーでもいい記事だ。そもそもウソと盗みの限りを尽くし、ライバル企業を汚いやり口で潰してきたMSの時価総額が今またGAFAを越えたとて、そんなことは驚きでも何でもあるまい。

繰り返しだが、読売などというものはこの程度である(朝日だろうがNHKだろうが同じだろうが)。消費者が最も知りたいことは置いてけぼり。ただただ、大企業のケツを舐め回すことしかできない方々なのである。くれぐれも誤解なきよう願いたいものだ。

2019/11/27 継続利用するための一方策

先週だったかWindows10がアップデートし、またもやあちこちで障害が発生しているようである。ネットストレージのWindows共有に接続できなくなったなども聞くが詳細状況は不明。

それ以上にひどいのは、栄*製のバーコードスキャナが使用できなくなったというものだ、当然だがこれはWindows内蔵のUSBドライバを使用しているため、確実にWindows側のバグもしくは非互換性によるものだ。マイクロソフトという会社の体質として、ユーザが困ることなど考慮もせず、十分なテストもせず、こういった「変更」をしてしまう。割を食うのは、それをサポートする側である。この場合、「以前のUSBドライバに戻す」しか方策がなかったそうだ。

このような状況を見てみれば明らかだが、「不安定なWindows10は使い物にならない」とさえ言える。むしろ「2020/1以降はマイクロソフトが悪さをしない」Windows7の方がよほど「使える」というものである。

さて、私は以下のようなものは使用もしないし、検証もするつもりが無いのだが、Windows7を継続利用し続けるための製品もいくつか出ているようだ。また、Windows7/10に関わらず、セキュリティがボロボロのWindowsというOSを補完する役割のものもある。以下はたまたま見つけたものだが、探せば他にもあるかもしれない。私としては以下の製品を推薦するものではない。御自身で調査していただきたく思う。

2020/1/6 読売奴隷新聞による業界応援

これは昨日の読売奴隷新聞の紙面だ。ちなみに私は読売奴隷新聞しか見ていない。他のテレビ、新聞、雑誌の一切を見ていないのだが、どこも同じようなものと想像する。

ネットを検索すれば、朝日が、NHKが何をどう報じているのかおおよそわかるのだが、どれも同じようなものだ。真実など一切報道していない。なぜそう言えるかは、海外の特に独立メディアの報道を見ているからだ。日本のメディアは、不都合なことは一切報道しないし、池上彰なども一切言わない。おそらくは知っているであろうことでも言わない。

日本の大手メディアなどというものはその程度のものだ。これに疑問のある方は、きちんと英語を勉強してYouTubeでもブログでも何でも良いので海外メディアを見てみることである。もちろん、読売などはこれら海外メディアを「偽ニュース」などと決めつけているのだが、こういった連中の洗脳に惑わされず、まずは自身の目で見てみることだ。その上で異論があるなら受け付けもしよう。

さて、これである。

これを見れば、読売奴隷新聞が新聞やジャーナリズムなどではなく、ギョーカイの利益のために日本国民を洗脳する役割、ただのギョーカイ広報紙であることが明白になろう。

「サポート終了後も使い続けるとパソコンは安全ではなくなり、他人のコンピュータにもウイルス感染を広げてしまう恐れがある」と言うが、これは読売の記者が取材したことでは全く無い。単に、パソコンを買い替えて欲しいギョーカイの宣伝文句を疑問も持たずに繰り返しているだけだ。とどのつまりは、単なる広告でしかない。これは、最初に書いたNECやらパソコン工房やらの宣伝と全く同じであることがわかるだろう。読者から金を取りながら、広告利益をあげながら、やっていることはただのオウムに過ぎない。

まがりなりにも新聞・ジャーナリズムだというのであれば、私がこれまで書いた点を検証しなければならないはずなのだが、読売の記者はそんなことは一切しない。ただただ「ギョーカイの意向に沿って、日本国民におふれを出す役割」に過ぎないのである。

次に「サポート期間が終了すると、新ウイルスなどの侵入を防ぐためのプログラムが更新されなくなる」という点もまた全くのウソである。一体全体素のWindows7を使っている人間がどれだけいるというのだろうか?世の中には様々なアンチウイルスソフト会社があり、それらがボロボロのWindowsのセキュリティを補完しているのである。「マイクロソフトのサポートが終了した」からといって、ただちに危険になるわけでは全く無い。この記者は明らかなウソを書いている。

その上、その新ウイルスとやらの侵入経路にもよる話である。以前にも書いたことだが、例えばメールに添付された標的型攻撃ウイルスであれば、たとえマイクロソフトのサポートがあろうが、バリバリに更新されたアンチウイルス会社のソフトがあろうが関係無く侵入されてしまうだろう。

こういった個別事例、「ケースバイケース」という事実を一切無視していっしょくたに「危険になる」という印象を植え付けようとしているのである。

次に出てくる立命館教授の上原哲太郎なる人物も、専門を「情報セキュリティー」などとしているが、何も理解していないか、あるいは原理を無視しギョーカイの要望に沿った発言をしていることが見て取れる。

「ウイルス感染すると、メールなどを通じて他人のパソコンにも感染を広げる可能性」というのだが、一般的にはこれは「ありえない」と断言できる。現代のメールではその添付ファイルを実行しなければ感染することは絶対に無いのだ。あるいは標的型攻撃以外の通常のウイルスであれば、「マイクロソフト以外の、更新された」アンチウイルスソフトにかければ良いだけの話である。

※もちろん、随分前の話だが、デタラメなマイクロソフト製のメールソフトを使うと、「メールタイトルを見るだけで感染する」ということがあるにはあった。いわゆるLove Letterウイルス事件が代表例である。

以上のように、読売奴隷新聞やこういった御用学者というのは、ただただギョーカイの利益に資するだけの役割であり、ギョーカイの金儲けのために日本国民を誘導する役割でしかない。この点には十分注意が必要だ。

2020/1/23 ESUについて

さて、これまで書かなかったのだが、現時点で「Windows7は既に終わった」のでは無い。ESUというものがある。以下の2018/9/11の記事を見てほしい。

こう書いてある。

Windows 7のサポートは「2020年1月14日」に終了する予定だが、Microsoftは2018年9月7日、Windows 7を対象としたセキュリティ関連の有償延長サポート「Windows 7 Extended Security Updates(ESU)」を提供すると発表した。これを利用するとWindows 7のセキュリティ関連アップデートを、2023年1月まで入手できる。

結局のところ、個人や中小企業ではなく、大企業向けにはアップデートが2023/1まで提供されるのである。これはつまり、「Windows10への移行は大変だろうから金を出せばアップデートしてやるよ」ということだ。

なんとふざけた連中だろうか?

金出せばアップデート「してやる」のであれば、個人にも提供すれば良いことではないか。未だにWindows7を使っている個人は「Windows7で十分、Windows10に移行する理由は何も無い」のである。ギョーカイこぞって「Windows7は危険だ、Windows10に移行しろ!」というキョーハクが、いかな欺瞞かわかるだろうか?

マイクロソフトは今後もアップデートを作るのである。これを当てれば「今まで通り安全(なわけは全く無いのだが、しかし素人に安全だという印象を与えることはできる)」にWindows7を利用できるにも関わらず、提供せず、「OSを替えろ、パソコンを替えろ」とキョーハクしているのである。

しかも、このESUという代物は、年々価格が高くなるように設定されている。つまりは、大企業向けにはとりあえずアップデートを提供するが、最終的にはどうあってもWindows10に移行しろということだ。

Windows7で十分な我々に対し、マイクロソフトが脅迫して無理やり移行させようとしていることが見え見えだ。大量のマシンを導入している企業ユーザも、結局は不安定でボロボロ、Windows7とは互換性の無いWindows10に無理やり移行させられるのである。その苦労はいかなものか。

2020/2/2 EMOTETウイルス騒ぎのウソ

以下に関連情報を書いたので参照されたい。