TP-Link RE200のハイスピードモード
TP-Link製品は初めての導入であり、中国製ということで一抹の不安はあったのだが、しかし今のところ下手な日本製品(エレコムとか)よりも、はるかに品質は高いように思う。この手の機器では、かなり気に入った方だ。
RE200をセットアップする方法だが、ルータ側にWPSボタンがついていれば(今はほぼそうだろうが)、それだけで接続でき、その状態で利用可能になる。
LANソケットへの有線接続でも良いし、増強されたWifiに接続するなら、そのSSIDとしては元のSSIDのお尻に-EXTがついた名前になり、パスワードは同じだ。
しかし、細かい設定を行うにはウェブ設定画面を開く必要がある。特にここではハイスピードモードについて見てみる。
有線で接続する
ハイスピードモードにすると、一部2Gか5Gが切れるので、有線で接続した方がよい。そして、http://tplinkrepeater.netに接続する。
※もちろん、このURLはインターネット上にあるものではなく、中継器に接続しているパソコンのブラウザからのみ接続できるものだ。
最初に接続すると、「パスワードを決めろ」と言われるので適当に決める。その後に(既に正常に接続されていても)クイックセットアップというのをさせられるかもしれないが、完全に無駄なことだ。
ハイスピードモードの設定
「ハイスピードモードとは何か」は後述するが、とりあえずこちらでの設定は以下だ。
- ルータ/中継器間は2.4Ghzで接続
- 中継器/スマフォ等の間は5Ghzで接続
ハイスピードモードとは何か?
メーカー側の説明としては、https://www.tp-link.com/jp/support/faq/943/にある。
通常無線LAN中継器は2.4GHzと5GHzをそれぞれ半分ずつを、ルーターと中継器間・中継器と各端末間に割り当てて通信をします。
そのため理論値の表示からさらに半減させての通信となる為、速度に不満がある場合は以下の様な形で利用することで高速の通信が可能となる場合があります。
パターン1:ルーターと中継器を2.4GHzで接続し、デバイスと中継器は5GHzで接続する
パターン2:ルーターと中継器を5GHzで接続し、デバイスと中継器は2.4GHzで接続する
この説明の理屈が素人には良くわからないのだが、要するに以下の形態では効率が悪いということらしい。
- ルータ/中継器間を2.4Ghz/5Ghz両方で接続
- 中継器/スマフォ等の間も2.4Gz/5Ghz両方で接続
だから、いずれかを2.4だけ、もう一方を5だけにすれば、速度がアップするということらしい。
どちらを選択するのか?
では、どちらを2.4、どちらを5にするかと言えば、結局のところ、当方の環境としては、ルータと中継器の距離が離れすぎているので、これを2.4とし、中継器とスマフォ等の間を5とした。
その他の便利な機能
そのほか、この設定画面で有用かと思ったのは以下だ。
不要時間帯には電源OFFにできる
これは便利。オフィスに誰もいない時、寝ているときなどの不要時間帯には電源をOFFにできるのだ。
この中継器のある部屋が就寝場所であるなら、これはやっといた方が良いだろう。寝ている間にも不要な電波にさらされる必要はない。
Wifiの強度を設定できる
どの程度飛ばす必要があるかを設定できる。その部屋一部屋で良いなら最低に設定すればよい。