WordPress:WP Fastest Cacheでのトラブル

2019年5月22日

WP Fastest Cacheはその名の通り「最速」をうたっているのだが、実はその効果があるのか無いのかは、きちんと測定していないのではっきりしない。とりあえず、「速くなるだろう」との希望的観測のもとに入れているだけである。

が、トラブルに二回遭遇した。これは、二回とも、wordpress自体を更新したか、あるいはWP Fastest Cacheの更新を行ったか、あるいは両方のタイミングで起こっている。が、明確なことは言えない。

トラブル

最初のトラブル

なぜかchromeでの表示時にだけ、Shift_JISであると認識されてしまい、文字化けになる。もちろん、ウェブサイトはすべてUTF-8で、apacheもUTF-8を送り出す設定になっている。現在のchromeは、文字コード完全自動判別となっており、Firefoxのように文字コードを指定して再読込する機能が無い。

であるから、本当にサーバ側がShift_JISで送り出しているのか(ありえないのだが)、chrome側の判別が間違っているのかさえも不明だった。原因がWP Fastest Cacheにあるとわかったのはたまたまである。やはりプラグインを疑ってみて初めて気がついた。

ふだんFirefoxしか使用していないので、これに気がつくのには時間がかかってしまった。

二番目のトラブル

こちらも気がつくのに時間がかかったが、スタイルシートが読み込まれていないだけなので、文字化けほどの大きな被害は無い。これは、管理者ログイン中と、非ログインの一般ユーザのあいだで(ユーザ向けページの)表示が違うというものだ。

具体的には、ウェブページの以下のスタイルシート読み込みが、

<link rel="stylesheet" href="*/style.css"/>

非ログインユーザ向けの場合にコメントアウトされているのである。

<!-- <link rel="stylesheet" href="*/style.css"/> -->

当然、キャッシュのせいなどとは思わない。使用中のテーマが勝手にやっているものと思い、これを検索してみると、同様の症状が見つけられない。最初のトラブルのことを思い出し、まさかと思いながらWP Fastest Cacheを削除してみると、正常に戻るではないか。

何のためにコメントアウトするようなコード変更をしているのか、あるいは何を間違っているのか、一切が不明だが、ともあれ、WP Fastest Cacheの不具合であることは間違い無い。

解決法と用心の方法

wordpressやWP Fastest Cacheを更新した場合(あるいは他のプラグインも関わっているかもしれないが)、そのままではいけない。いったん、このプラグインを削除してしまい、再度インストールすること。それで正常な状態に戻るようだ。

※もちろん、他の解決策もあるかもしれないが、追求してない。