Headscale資料集
Headscale概要
Headscaleは、プロプライエタリのTailscaleコントロールサーバを置き換えることを目指したオープンソースのコントロールサーバ。
そもそも、商売であるTailscaleのクライアント側はオープンソースになっており、そのために、Tailscaleから提供されていない例えば、OpenWrt用のTailscaleクライアントも自由に作成できる。
しかし、コントロールサーバが一企業に握られており、かなりのクライアント数を無料でまかなうことができるものの、将来的にも同じ価格もしくは無料で提供されるのか不明。また、通信内容がこの企業に見られないかの不安がある(クライアント側はオープンソースだから大丈夫と会社は主張している)。
そこで、コントロールサーバもオープンソースにしてしまおうというのがHeadscaleプロジェクトで、Tailscaleのクライアントをそのまま使うため、クライアント側はほとんど何もしなくて良い(一部制限あり)。
クライアントの互換性
Headscaleは、Tailscaleのクライアントをそのまま使うことを目指しているようだ。ただし、当然ながら、Tailscaleのサーバに接続してしまっては意味が無いので、クライアント側でサーバを指定することのできるものでしか変更できないという。具体的には、PC用は変更できるが、スマフォ用のクライアントは、サーバの変更機能が無いようだ(2022/5時点の情報)–>間違い、少なくともAndroid版は、コントロールサーバ変更機能がある。Android用Tailscaleクライアントのコントロールサーバを変更するを参照のこと。
参考資料
- How to set up or migrate Headscale/Updated 2022/5/31
- Headscale: How we are using integration testing to reimplement Tailscale/2023/2/4,5
- How to setup headscale server in 5 minutes using docker-compose/日付不明
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Headscale docker-compose config for Traefik HTTPS reverse proxy/日付不明
- Running headscale in a container