AnyDeskの使い方~表示画面と共に最もわかりやすく

2018年10月5日

※2018/5/28:リモートデスクトップ関連についてはリモートデスクトップにまとめたので参照されたい。AnyDeskのみの投稿については/tag/anydeskにある。

概要

UltraViewerの使い方を書いたばかりだが、AnyDeskというものを見つけた。こちらの方が高速で安定しているように思われる。そして、こちらの方が有名なようだ。特徴としては。。。

  • ユーザインターフェースが少々わかりにくい
    TeamViewerやそのまるパクリのUltraViewerと異なり、それらに慣れている者にとっては、ユーザインターフェースが少々わかりにくいと思う。
  • 他種類のOSに対応
    しかし、UltraViewerと異なり、AnyDeskの方はWindowsだけではなく、Mac、Linux、Android、iOSにも対応しているとのことで、Windows以外のユーザにもうれしい。ちなみに、iPhoneを所有していないので、そちらのテストはしていない。
  • 価格
    基本的には無料ソフトだが、料金を支払えばより便利な機能が使えるようである。そして、無料版としては、かなりわかりにくい制限もある。料金体系は、https://anydesk.com/orderにあるが、価格としては最も安いもので一年間で79米ドルだから、月5,000円のTeamViewerに比較すれば、はるかに安い。
  • 評判
    AnyDeskの評判は良い方ではないだろうか。TeamViewerを捨てるために、いろいろと探し回ったが現在(2018/6)のところこれに優るものが無いように思う。
  • ファイル転送
    ファイル転送機能は無料版では使用できないようだ。しかし、ファイル転送の方法は他にいくらでもある(Dropboxとか)ので個人的には不便には思わない。

Windows版は窓の杜でも紹介されているので、ここからダウンロードすることにする。Windows以外は、https://anydesk.comに行けばよい。いつのまにか日本語対応になったようだ。

基本的なインターフェース

AnyDeskでの接続の確立は、TeamViewerとは異なり、IDとパスワード方式ではなくIDのみである。パスワードが無い代わりに、「操作される側」にはその都度、「接続していいか?」という確認が表示される。

AnyDeskはインストールせずとも動作するので、二つのパソコンにおいてAnyDesk.exeを起動する。両者とも以下のような画面が表示される。

操作される側は、上の欄の番号を相手に伝え、操作する側は下の欄にその番号を入力する。すると、「される側」に次の確認ダイアログが出る。

「承諾」をクリックすると、接続が確立するという具合である。

インストールと無人アクセス

今回の目的としては、無人アクセスなのだが、このためには当然インストールしなければならない。そして、パソコン起動と同時にAnyDeskが起動し、「操作される側」が「承諾」をクリックしなくとも接続が確立して欲しい。

インストールの手順は以下の通りだが、注意が必要なのは、このバージョンの無料版では「エイリアスはインストール時にしか決められない」ようだ。エイリアスの意味については後述する。

「このデバイスにAnyDeskをインストールする」をクリックする。これ自体がインストールボタンとしては少々わかりにくいと思うのだが。。。

次は、お好みで設定する。

次の画面が出る。エイリアスを設定したい場合は、(少なくとも無料版は)ここでやっておかないといけないので、絶対に閉じないこと。

エイリアスとその設定

エイリアスとは、要するにコンピュータに名前を付けられるということ。TeamViewer等では、9桁の番号でしか識別できないが、AnyDeskでは好きな名前をつけられる。そして「操作する側」は9桁の番号ではなく、この名前を入力すればよいので、接続が少々は楽になる。

ただし、条件があり、

  • 全世界で唯一であること。既に誰かがつけた名前はつけられない。
  • 名前の最後には必ず@adがつけられる。

ちなみに、エイリアスを設定しても、相変わらず番号にすることもできるので、エイリアスをとっておいて損はない。「エイリアスを設定します」をクリックする。

デフォルトはPCに付けられてる名称になるのだが、このPCの名称spidermanは既にとられているようだ。適当に変更すると登録ボタンが押せるようになる。

再度だが、ここで、仮にfoobarという名前をとっても、使用可能な名前はfoobar@adになることに注意。

パスワードを設定する

※無料版の場合、エイリアスの設定は初回起動時にしか行えないが、パスワードの設定は後からでも行うことができることに注意。

最初に説明したように、基本的には接続要求があると相手の了解を得なければ接続できないが、これでは無人でのリモートコントロールは難しい。そこで「パスワードを設定する」をクリックする。

「無人アクセスを許可する」をチェックすると、パスワード入力画面になるので、適当なものを指定する。

ここでのパスワード設定する・しないに関わらず、AnyDeskはWindows起動時に自動起動する。パスワードを指定することで、有人による承認無しに接続ができるというわけだ。

ちなみに、Windows起動時の自動起動をやめさせる方法はわからなかった。

エイリアスを指定したPCを無人アクセスする

さて、エイリアスとパスワードを指定したPCを誰かに起動してもらい、それを操作することにする。操作側の手順としては以下だ。

画面下側に、エイリアス名+@adを入力し(もちろん番号でもよい)、接続をクリックする。すると、パスワード入力画面が現れる。

パスワード入力し、お好みで「次回からは自動云々」をチェックする。すると、無事接続できる。

複数の接続先

既に開いているAnyDeskのウインドウでは、一つの接続先しか扱えないようだ。複数のPCに同時にアクセスするには、以下のようにする。

タスクバーにあるAnyDeskのアイコンを右クリックし、「新しい接続」を選ぶ。あとは、これまでと全く同じことをすればよい。

設定の変更いくつか

タスクバーにあるAnyDeskのアイコン右クリックでも、接続中のウインドウの右上のメニューからでも設定画面は表示できる。

タスクバーのAnyDeskのアイコン右クリックの「設定」

接続中ウインドウの右上メニューの「設定」

ここでは、これまでに説明した事項についての設定変更のみを見ていく。

エイリアスの代わりにAnyDesk番号を表示する

という設定があるが、エイリアスを指定した場合にしか意味はない。また、エイリアスを登録していても、自分の側に自分のエイリアスを表示するか番号を表示するかでしかないため、ほとんど意味はない。

例えば、エイリアス登録済の「操作させる側」がこのチェックをONにしていても(つまり番号表示にしていても)、操作する側からは相変わらずエイリアスを指定して接続できてしまう。

パスワードの設定

インストール時にパスワードを指定しなかった場合は、ここで指定できる。

パスワードを消したい場合には、「無人アクセスを許可する」チェックをOFFにすればよい。

TeamViewerに慣れていると、この概念になかなか馴染めないのだが、「無人アクセス許可=設定パスワード」という概念になっている。つまり、TeamViewerのような「起動する都度のワンタイムパスワード」を操作側に伝え、それを入力してもらうといったやり方はサポートされていない。恒久的なパスワードを設定した場合は、それを伝える必要があるし、はずした場合は接続のたびに承認ダイアログが出る。

エイリアスの設定

インストールの説明でも書いたように、おそらく無料版では、インストール時以外にエイリアスを設定する方法が無い。設定画面にもこのようなものは用意されていないようだ。

総評

以上見たように、ユーザインターフェースは非常に分かりづらく、これまで見た事柄があらかじめわかっていないとインストール時の設定を間違えることになる。これがAnyDeskの最大の欠点である。

しかし、動作はおおむね順調、体感ではむしろTeamViewerやUltraViewerよりも優れているように感じる。さらに、Windows以外のOSもサポートしているとのことで、今後はこれも検証していきたい。

※2018/5/28:リモートデスクトップ関連についてはリモートデスクトップにまとめたので参照されたい。

皆さんのご意見

電脳60sさん

AnyDesk (無料版)のファイル転送はコピー&ペーストでやっています。ただし、ファイルサイズの制限などは不明です。他に次のような少々不便な動作があります。
1) 遅い通信回線では遅延が大きいため、かなりマッタリと操作をする必要がある。(TeamViwerより遅い。)
2) ホストとクライアントでキーボートの型式が異なる場合、日本語⇔英語の切り替えが連動しない。この場合、リモート側わは英語に設定し、ホスト側は手動でタスクバーの切り替えを行う事になります。(入力できるので、問題は大きくないですが。)

MAUIさん

AnyDeskで 使えない状態があったので報告します。
無人アクセスの際、ディスプレイを接続して、画面表示しておかないと下記の状態になります。
パスワード入力後、セッション作成画面 に 「接続が確立されました。画像データをお待ちください。」の画面が表示されたままとなり、接続画面が表示されません。
ディスプレイの電源をOFFにしただけでも同じ状態となります。
デスクトップPCの場合や自作PCの場合にディスプレイの電源をOFFにして、外部から接続する場合に困ります。

–>私のところでは、モニタOFF状態でも問題ありませんでした。また、モニタOFF状態で接続し、再起動を指示して少し待った後に接続してみましたが、これも接続できます。これはWindowsどうしの場合ですが、Windows->CentOSのVNCサーバの場合、そもそもモニタは無関係なので、常に接続できます。

田中さん

自分も同じです。古いバージョンはモニター消えてても接続できましたが
最新版ですとモニターが消えてると接続できません。
常につけてないとないと接続できない仕様になった見たいです。

–>調べてみます。本当にそうなら、海外ユーザも困っているはずですし。

takaさん

AnyDeskがスタートアップに登録されていて起動時から通知領域にアイコンが表示されています。
設定でOS起動時に起動しないよう設定をしたいのですが見当たらないです。

自分のパソコンと接続ではなく多数の相手のパソコンとの接続なので、これを変更したいです。
どこからか設定できるでしょうか?
(相手はパソコン初心者なので、msconfigからの設定以外があればお願いします…)

–>マニュアルをざっと見てみた限りでは、そのような方法はありませんでした。
私が思いついたこととしては、
1. 例えば、Adavanced SystemCareにスタートアップマネージャーというのがありますが、そこからOFFしてもらう。他にも、自動起動をON/OFFするこの種のツールはあると思います。
2. AnyDeskをアンインストールして、必要な時にだけAnyDesk.exeを起動してもらう。単純にAnyDesk.exeをダブルクリックしてもらい、後は接続があったら「承諾」ボタンを押してもらうだけだと思います。