VGAダミープラグを作ってみた

2019年7月24日

ヘッドレス(モニタ無し)マシンへのリモートデスクトップ接続に書いたように、ヘッドレス(モニタ無し)のPCについてリモートデスクトップを行う際には、「何らかのモニタに接続されている」とPCを騙すためのプラグが必要になることがある。

これを作成してみることにした。

結論から先に

自作はおすすめしない。モノが小さいので工作は非常に大変だ。今回のように生の「ミニD-SUB15ピン」を使うより、不要になったVGAケーブルを途中で切って改造した方が楽かもしれない。

また、最後に書くが、思うような結果は得られなかった。

材料

最初に参照した投稿のように、必要なものは「ミニD-SUB15ピン」という三列のものである。D-SUB15ピンとして販売されている二列のものとは別物なので注意。

私はこれをマルツの通販で購入した。https://www.marutsu.co.jp/だ。最初は秋月で探したのだが、三列のミニD-SUB15は見つからなかった。

合計に上乗せされてるのはメール便送料だ。コネクタ自体は予備のために二つ注文したが、コネクターカバーは一つ。これは9P・ミニ15P兼用のようだ。

製作

非常に小さいのでとにかく拡大鏡が必要になる。以下の即席の拡大鏡を作った。こんなときに「ハズキルーペ」が活躍するのだろう。しかし、価格を見ると結構な値段なので今回はパス。

不要な端子は邪魔なだけなのでニッパでカット

75Ωの抵抗三つをハンダ付けしたところだ。テスターでショートなどしてないか、「天ぷら」になってないかをチェックする。

コネクターカバーをつけ、マシンに恐る恐る接続してスイッチON。

結果

AnyDeskで接続すると、なぜかVGAモニタに接続するより低い解像度しか選択できなくなった。

普通にモニタを接続している時は以下だ。

理由はわからないのだが、ともあれモニタが無くともリモートデスクトップできることは確認できた。

面倒な方へ

以下のような製品がある。こちらの方が手軽ではある。もちろん使ったことが無いので保証はしかねる。

–>実際に購入してみたが、台湾から安い便で送られてくるようで、到着には三週間程度かかった。結果としては自作プラグと全く同じである。何の変わりも無かった。