ownCloudのWindowsクライアントが勝手に更新してしまう
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CentOs6.10でOwnCloud9.1.5サーバを使っていたのだが、Windows用のクライアントが勝手に更新してしまい。OwnCloud10以上にしか対応していないと言われてしまう。
トラブル
自分勝手に更新しておいて以下の表示になる。ひどい話である。
The Server on account *** runs an unsupported Version 9.1.5.2-. Using this client with unsupported server versions is untested and potentially dangerous. Processd at your own risk.
「リスクがあるかもしれないから自己責任で使えよ」と言っているのだが、実際には使えもしない。全く同期ができなくなるのである。
CentOS6用のownCloud10が無い
もともとremiリポジトリでインストールしたと思われるが、最新版は9.1.5のままのようだ。つまり、yumで最新版をインストールすることはできない。
道としては以下の二つ。
- Windows用クライアントを前のバージョンに戻す
- 自力でサーバにowncloud10をインストールする
後者の方が望ましいことは言うまでも無い。
Windows用クライアントを古いバージョンにして自動更新させないようにする
古いバージョンに戻すことは一度やったのだが、しかし、何も言わずに更新されてしまった。
古いバージョンは以下にある。
自動更新させない方法は以下に記述がある。
バージョン戻しは既にできることがわかっているので(Windows側の同期フォルダの再設定は必要だったが)、後は自動更新を禁止すれば良いだけだ。おそらくは可能だろう。
しかし、この方法だと、クライアントインストールの際に毎回毎回古いWindows用クライアントをインストールし、レジストリをいじらねばならなくなる。非常に面倒だ。
自力でowncloudサーバをアップデートする。
これを追求してみよう。
Linuxパッケージマネージャからのインストール
Linux Package Manager Installationというのがあり、パッケージマネージャからのインストールを説明しているが、ここにはRedhat6,7と書いてあるのに、なぜかCentOSは7.2,7.3なのだという。
しかし注意書きとして、製品環境ではTarからインストールを推奨するとある。Tarを解凍して設定しろということだ。
How to Install ownCloud 10 on CentOS/RHEL 7/6, Fedora 27/26というページもある。ここでも結局ownCloud自体はtar解凍でインストールしているようだ。
とりあえず、tarを解凍して、既存の9.1.5の設定を引き継ぐようにできるかをやってみることにする。これは別記事にする。