ownCloudのWindowsクライアントが勝手に更新してしまう

2018年12月11日

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CentOs6.10でOwnCloud9.1.5サーバを使っていたのだが、Windows用のクライアントが勝手に更新してしまい。OwnCloud10以上にしか対応していないと言われてしまう。

トラブル

自分勝手に更新しておいて以下の表示になる。ひどい話である。

The Server on account *** runs an unsupported Version 9.1.5.2-. Using this client with unsupported server versions is untested and potentially dangerous. Processd at your own risk.

「リスクがあるかもしれないから自己責任で使えよ」と言っているのだが、実際には使えもしない。全く同期ができなくなるのである。

CentOS6用のownCloud10が無い

もともとremiリポジトリでインストールしたと思われるが、最新版は9.1.5のままのようだ。つまり、yumで最新版をインストールすることはできない。

道としては以下の二つ。

  • Windows用クライアントを前のバージョンに戻す
  • 自力でサーバにowncloud10をインストールする

後者の方が望ましいことは言うまでも無い。

Windows用クライアントを古いバージョンにして自動更新させないようにする

古いバージョンに戻すことは一度やったのだが、しかし、何も言わずに更新されてしまった。

古いバージョンは以下にある。

自動更新させない方法は以下に記述がある。

バージョン戻しは既にできることがわかっているので(Windows側の同期フォルダの再設定は必要だったが)、後は自動更新を禁止すれば良いだけだ。おそらくは可能だろう。

しかし、この方法だと、クライアントインストールの際に毎回毎回古いWindows用クライアントをインストールし、レジストリをいじらねばならなくなる。非常に面倒だ。

自力でowncloudサーバをアップデートする。

これを追求してみよう。

Linuxパッケージマネージャからのインストール

Linux Package Manager Installationというのがあり、パッケージマネージャからのインストールを説明しているが、ここにはRedhat6,7と書いてあるのに、なぜかCentOSは7.2,7.3なのだという。

しかし注意書きとして、製品環境ではTarからインストールを推奨するとある。Tarを解凍して設定しろということだ。

How to Install ownCloud 10 on CentOS/RHEL 7/6, Fedora 27/26というページもある。ここでも結局ownCloud自体はtar解凍でインストールしているようだ。

とりあえず、tarを解凍して、既存の9.1.5の設定を引き継ぐようにできるかをやってみることにする。これは別記事にする。