Windows10から古いSambaに接続できない

2022年10月18日

古いSambaで運用しているLinuxサーバに、Window10から接続できない。例えば、ショートカット「\\192.168.30.95\public」を作ろうとすると、「そんなもの見つからない」というようなメッセージが出る。しかし、以下をやると、

C:\Users\user>net use \\192.168.30.96
システム エラー 384 が発生しました。

安全でないためファイル共有には接続できません。この共有には最新でない SMB1 プロトコルが必要です。そのプロトコルは安全でないため、システムが攻撃にさらされる可能性があります。
このシステムには SMB2 以降を使用する必要があります。この問題を解決する方法の詳細については、次のページを参照してください: https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=852747

要するにデフォルトでは、古いCIFSプロトコルに接続できないようになっている。この答えは、Windows 10のパソコンからアクセスすると「安全ではないため、ファイル共有に接続できません。」または「指定されたネットワーク名は利用できません。」と表示される IODATA アイ・オー・データ機器にあった。なくなった時のためにコピーさせていただく。

Q&A

Windows 10のパソコンからアクセスすると「安全ではないため、ファイル共有に接続できません。」または「指定されたネットワーク名は利用できません。」と表示される

    NASのアクセスに必要なWindowsの機能が無効になっています。
    以下の手順を対処1からご確認の上、Windowsの機能を有効に設定し、NASにアクセス可能かどうかをご確認ください。


    ●対処1 SMB1を有効化する

    <手順>
    1.[スタート]-[Windows システム ツール]-[コントロール パネル] の順にクリックする。

    2.[プログラム]-[プログラムと機能] の順にクリックする。

    3.[Windows の機能の有効化または無効化] をクリックする。

    4.「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」の「SMB 1.0/CIFS クライアント」のチェックを有効にする。

    5.[OK]をクリックする。

    6.[今すぐ再起動]をクリックする。


    ※再起動後、「SMB 1.0/CIFS クライアント」のチェックが外れてしまう場合※
    チェックが外れる場合は、PCのセキュリティポリシーが高い可能性があります。
    ネットワーク管理者やPCメーカーのサポートへご相談ください。


    ●対処2 ゲストログオンを有効にする

    ※Windows10 Home ではこの方法が実行できません。グループポリシーエディターの設定方法はOSのサポートメーカーへご確認ください。

    OSの種類によっては、セキュリティ設定により、アクセス権設定が無い共有フォルダーにアクセスできない場合があります。この場合は、共有フォルダーに詳細アクセス権設定を行ってください。
    詳細アクセス権設定を行うことが出来ない場合は、接続機器側のローカルグループポリシーエディターでセキュリティを下げる設定を行うことでアクセスできるようになります。

    <手順>
    1.キーボードの[Windows]キーと[R]キーを同時に押して[ファイル名を指定して実行]画面を起動する。

    2.名前欄に「gpedit.msc」と入力して[OK]をクリックし、「グループポリシーの編集」を開く。

     ▼グループポリシーエラー「この操作を実行するアクセス許可がありません」と表示される場合
     パソコンのログインアカウントが管理者ではありません。
     パソコンのアカウントを管理者でログインし直し、再度手順1からお試しください。
     管理者のログイン情報が不明な場合は、ネットワーク管理者にご相談ください。

    3.[コンピューターの構成]→[管理用テンプレート]→[ネットワーク]→[Lanman ワークステーション]を開く。

    4.[安全でないゲストログオンを有効にする]をダブルクリックする。

    5.[有効]を選び、[OK]をクリックする。

    6.OSを再起動する。

    以上で設定は完了です。


    上記対処を行っても改善されない場合や、「gpedit.msc」を実行してもグループポリシーエディターが起動できない場合は、こちらの手順もご確認ください。


    ●対処3 レジストリの設定を変更する

    こちらの対処方法もご確認ください。