LinuxでLINEを使う

2023年2月19日

もちろんLINEなどというものはスパイされ放題で、Linuxに移行してまで使うものではないのだが、しかし、とりあえず以下の条件での使用を考えてみる。

  • 自分にとって重要な人物を他のシステム(Signal, Session)に移行してもらうまではLINEを使う
  • スマフォで文字列を書き込む気はない。書き込むのは常にパソコン

Wine上でのLINE〜うまくいかない

パソコン上でのLINEはWindowsしか(Macも?)サポートしていないので、本格的にLinuxcに移行するには、仮想環境でWindowsを動かすのが最も早道だろうが、そこまでする気はない。

Wine上ではどうかといえば、え!?LinuxでLINEがしたい!?という記事があった。

結論から言えば、全くうまく行かない。原因を救命するのも面倒なので、この方法は断念する。

Chrome上でのLINE

以前に使ったことがあるのだが、Chrome上でLINEを使うことができる。そして、BraveでもChromeのプラグインが使える。

これは完全にうまく行った。単純に拡張としてLINEをBraveに入れてしまえばよい。単純に「設定>拡張機能>拡張機能をさらに追加」で、LINEをインストールすれば良い。

ただし、不都合はある。

  • LINEのサーバは、過去二週間くらいしか保持していないようで、それ以前のものは保持されないようだ。スマフォやパソコンの場合には過去ログが蓄積されていくが、このブラウザプラグインの場合は、再起動すれば、最新の二週間になってしまうものと思われる。
  • 送信取り消し操作などができない。
  • アルバムやノートなどが一切見れないし、書き込めない
  • いったんLINEのポップアップを消すと、再度ログイン操作が必要で、これにはスマフォが絶対に必要になる。ユーザ名・パスワードだけではログインできない。
  • 通話などもできない。

しかし、ともあれ、スマフォで文字列を書くことは避けられる。たとえスマフォにBluetoothキーボードを接続しても書きたくはないので。

LINEの履歴をどこに持つか?

不思議なことに、LINEの仕様として、スマフォ版は一台しか認められていないようだ。

つまり、機種変更などで、別のスマフォにLINEをインストールしてそこにログインすると、以前にスマフォ上でのLINEは全く見れなくなってしまう。

その一方で、パソコン版とブラウザ版を並行に使っていても良いらしい。おそらくは、複数のパソコン版を使っていても良いと思われる。

そして、スマフォ版のLINEの移行方法としては、例えばAnsdroid版の場合には、Googleドライブを経由したものとしか正式にはサポートされていないし、Googleアカウントを使いたく無い人は移行することができない。

ところが、調査したところ、パソコン(Windows)の場合、以下にすべてのデータが格納されていると思われる。

C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\LINE

実際のところ、パソコンにLINEをインストールした後に、このデータを移行したところ、過去履歴がすべて保持されていた。

つまり、こういうことである。

  • 仮にスマフォを移行する場合でも、LINE公式のGoogleドライブによる移行はしない
  • 過去履歴はすべてパソコン側に持つ。たとえパソコンを移行しても履歴データを移行すればよい。