MantisBTの使い方、その4 ワークフロー遷移を制限する

2019年5月15日

※mantisについての全投稿は/tag/mantisにあるので参照されたい。

デフォルトのワークフロー遷移(問題の状態)の数が多すぎる。「新規、フィードバック、内容確認済、再現済、担当者決定、解決済、完了」と私にとっては何に使うのかわからないものもある。

全プロジェクト設定

これをばっさり、新規と解決済の二つのみにしてみる。

管理>設定管理タブの中の「ワークフロー遷移」というところだ。右上が「全プロジェクト」になってることを確認する。

以下のように新規からは解決済にしか遷移しないし、解決済からは新規にしか遷移しないという設定にする。

これで下の方にある「設定更新」を押すと設定が変更される。設定された後は以下の表示になる。

この「青背景」はシステム既定の設定を上書きしたという意味になる。元に戻すには、右下の方に現れる「全プロジェクトの設定を削除」をクリックすればよい。

個別プロジェクトの設定

上記で全プロジェクトについてのワークフロー遷移の設定がされた。

MantisBTの使い方、その2 課題一覧の課題一覧の表示列の設定では、「全プロジェクト」設定を各プロジェクトにコピーしなければ各プロジェクトには反映されなかったのだが、ワークフロー遷移の方は自動的にすべてのプロジェクトに反映されるようになっている。

ただし、この「全プロジェクト」設定を各プロジェクトで上書きすることもできる。例えば、いま「サンプルプロジェクト」を選択してみると。以下の表示になる。青背景は上で設定した内容だ。

これを変更して、新規、解決済、完了の三つにしてみると、以下の表示になる。緑背景は各プロジェクトで上書きしたという意味だ。

このプロジェクト固有の設定を消して元に戻すには、右下の方に現れる「プロジェクト固有の設定を削除」ボタンをクリックすればよい。