MS5145 Eclipseバーコードスキャナの設定

2018年10月19日

このスキャナの設定方法について書く。

純正のものはおそらくHoneywell社製と思われる、定価は非常に高価。が、あちこちにOEM供給されているようで、その中古品となるとかなり安く購入できるようだ。もちろん、この写真には無いがケーブルも添付されている。写真のようにEclipseのロゴの下の穴にクリップ等を差し込むとケーブルが外れるようになっている。

※ここではUSB接続のものに限る。タイプとしてキーボードインターフェース接続等もあるようだが、それらは一切考慮しない。

問題点

ほぼ問題は無いのだが、ただ一点だけ、0から開始するバーコードを読み込むことができない。つまり「0400001568286」のようなバーコードを読み込ませると、頭の0が落ちてしまい「400001568286」になってしまう。

※もちろん、これはインストアJANコードとして使用しているものだが、本来はこのコードを使ってはいけない。インストアに使う場合、頭は20から29の範囲でなければいけない。しかし、以前から04を使用しているため、これを変更できないという事情がある。

マニュアルと設定変更操作

各社からOEM供給されていることもあり、日本語マニュアルもすぐに見つかる。が、お世辞にもわかりやすいとは言い難い。

例えば、https://www.a-poc.co.jp/download/pdf/MS5145_manual_v2.pdfがある。

通常、バーコードスキャナの設定というのは、マニュアルに記載のバーコードを読み込むことによって行う。今回の目的のためには以下を行えばよい。

工場出荷時設定にする

特に中古の場合には、どんな設定になっているのかわからないので、一切を初期化する。つまり、工場出荷時設定にする。これは、10ページ目の左側のバーコードを上から順番に読み込めばよい。右側にあるものは無視する。

頭の0(ゼロ)を読み込む設定にする

これには13ページの左下のコードを読み込む。

以上で終了である。他にやることは一切無い。単純に二ページ分を印刷し、バーコードを読むこむだけである。

その他のマニュアル

Honeywell社からもマニュアル一式が出されている。参考までにそれを示す。