パソコン配送にヤマトは不適格

2019年5月20日

ヤマト運輸を信頼し、これまで何年もパソコン配送を頼んできたのだが、今後一切ヤマトには頼まないことにした。その理由を書く。

もちろんこれは個人的な意見であり、ヤマト側の言い分が正しいという人もいるかもしれないが、私にとってはとても不条理に感じられることは少なくともご理解いただけると思う。

事の発端

発端となったのは前回の投稿で書いたPowerEdge 2900である(PowerEdge 2900復旧記を参照)。これが、お客さんである鹿児島県の某離島に設置されていた。私自身が選択して、客先に送ったはずだが、何年も前のことなので、どの運送会社であったか、どういう運送形態で送ったかは忘れてしまった。

数年後の今年4月某日、お客さんのところで落雷があり、サーバが動かなくなったという。落雷当日のデータ以外はバックアップがあったので、遠隔で他のサーバに移し替えてシステム稼働を継続することにする。当日データについては、申し訳無いのだが泣いてもらった。

サーバを送ってもらい修理する

4/14、サーバをこちら(栃木県)に送ってもらう。これはヤマトの家財便になっており、伝票番号は3649-2299-6782である。

先方が住所を間違えていたこともあり、配送の方は以前の住所に持っていってしまったらしいが、ともあれ無事手元に届く。そこから、ゆっくりと修理作業をすることにした。これは前投稿で書いた通り。

送り返そうとする

このマシンは、三辺合計150cm程度、実測してはいないが重さは仕様上50Kg程度である。当然宅急便では送れないので、ヤマトの家財便のホームページで発地と到着地を入力して調べようとする。6/7のことだ。ところが、到着地を入力した途端、「扱えないので、0120-008-008に連絡しろ」という。

おそらくは離島なので、ホームページでの料金とは異なる特別料金なのだろうと電話してみる。電話でこれこれのサーバパソコンで離島に送りたいと申し出る。

ところが、受付嬢は一言、「サーバパソコンは扱えません」というのである。

「サーバパソコンを送るのであれば、そうですねぇ、トラック一台を借り切って、20~30Kmの距離で6,7万円になります」というのである。

「しかし、これお宅の家財便で運ばれてきたんですよ」と主張する。

しかし、彼女の言によれば、本来受け付けてはいけないものなのに、受け付けてしまい、途中でも気がついたが、預かったものなのでお届けしたというのだ。

いやいや、それは無いですよ。修理のためにお宅がこちらに運んできたんですよ、修理終わったらなぜ同じ条件で送り返せないんですか、トラック一台借り切りで、2,30Kmで6,7万では鹿児島の離島までいくらかかるかわかったものではありませんよね。

などという押し問答。「あなたでは話にならないので上司を出せ」と主張する。

ヤマトホームコンビニエンス本社のお客様相談室のデタラメぶり

最終的にはヤマトホームコンビニエンス本社お客様相談室(03-6743-0150)なる、私のような悪質暴言クレーマーに対応する部署の長溝という人物から電話があったのだが、結局同じことだ。受けられないという。

彼の主張としては、ヤマト運輸と契約をしており、離島のヤマト運輸が荷物を受けてしまったので、仕方なく契約上運んだのだという。しかし、本来受けてはいけないものなのだそうだ。

どういう契約でどういう経緯でそうなったのかなど、私には一切無関係なのだが、電話受付嬢といい、この人物といい、お客様に対して自らの会社の不手際をあけすけに語ることも厭わないらしい。

ヤマトは全く社員教育がなっていないのだろう。現場の人間は非常に丁寧でよく気がつく方ばかりであるが、上に行けば行くほどデタラメというのはどこの世界も同じである。自らを正当化するためには、お客様に対して自らの会社の恥、デタラメぶりをさらすことも厭わないのである。こんな社員を雇っているヤマトの方も可哀想なものだ。

そしてもちろん、彼が言うには、私のような暴言クレーマーなどとそんな契約をするつもりは無いのだそうだ。

私としては、「私は年がら年中サーバマシンを買って送ってもらったり、よそに送ったりしていますけどね、全く問題なかったですよ」と主張する。そうなのだ、普通の宅急便で送れる範囲のマシンであれば、これまでこんな問題が発生したことは一度もなかったし、問題になるとは思いもよらなかったのだ。これは私自身の度重なる経験によるものなのである。

たまたま宅急便を越える重さを、たまたま離島のヤマトが受けてしまったがために、このトラブルに巻き込まれることになったのである。

しかしもちろん、私としては、どこのいかなる会社が受けて、いかなる契約でいかなる形態で運んできたかなど一切無関係である。「送ってきたものなら、送り返せるだろう」というのがそもそもの主張だ。もちろん、その間に約款が変わったなどの事情があれば別の話であるが、そういう主張でも無い。

佐川に頼むことにする

佐川にはいい印象は持ってなかったので、使いたくはなかったのだが、ラージサイズ担当に電話してみると「送れる」というのである。

何の問題も無い。電話して1,2時間後にはやってきて持っていってくれた。

結論:パソコン配送にヤマトは不適格

なぜサーバパソコンが送れないのか、その理由が不明であるが、想像するには輸送途中で壊れただの何だのというトラブルを恐れているのだろう。

しかし、そんなことは、こちらとしてははなから了解済だし、輸送途中の破損など、何も精密機械に限ったことではないのだ。

何度でも書くが、あなた方が送ってきたものなのだ、なぜそれが送り返せない?送り返せないのであれば、はなから送ってくるな。これも私が最初から主張していることである。

このようなデタラメなヤマトにはパソコン配送を頼むべきではない。その資格などない。

追加:想像するに。。。

これは私の単なる想像であるのだが、おそらくはこういうことだろう。

つまり、ヤマトはお得意さんについては多少の無理を受け入れる、ということである。

そもそもの送り元というのは、地元ではそれなりの位置にある企業であり、当然ヤマトにとってはお得意さんである。ヤマトホームコンビニエンス本社のお客様相談室の長溝他は、「間違って受けてしまった」と言っていたが、これは全くのウソであり、別に間違ったわけではないのだ。禁制品について間違えるわけがなかろう。

しかし、特に日常的にヤマトを利用しているわけでも無く、たまに送るとしても集荷ではなくコンビニから送っている私のような非お得意さんについてはそれはできないということである。

おそらくはこんなところだろう。以上は全くの想像であるのだが、本人に確認することもできない。日本社会という田舎は所詮はこんなものだ。こんな裏表があるようでは、二度とヤマトは利用しない。