ヤマトホームコンビニエンスの企業体質

2019年5月12日

ヤマトホームコンビニエンスにおける昨今の不祥事の噴出が出てくる以前の6/8に、パソコン配送にヤマトは不適格という記事を書いた。ヤマトホームコンビニエンスという会社がいかにデタラメなオペレーションを行っているか、客を客とも思っていないか、そして、そのために私自身が迷惑を被った話である。

この件は現在問題となっている水増し請求との直接的な関係は無いのだが、ヤマトホームコンビニエンスという会社の企業体質が垣間見えるというものだ。私としては、「あぁ、やっぱりそのような企業か」と合点の行くものである。

再度、ここで言っておくが、ヤマトにパソコン配送を頼んではならない。まして、ヤマトホームコンビニエンスは一切使ってはならない。少なくともヤマト本社がこの悪質企業の体質改善を徹底して行うまではである。

ヤマトホームコンビニエンスの企業体質とその悪質性

ここで、ヤマトホームコンビニエンスがいかに悪質な会社であるかを、報道から見てみる。

ヤマトHD子会社・過大請求事件-不十分な社内調査が「二次不祥事」を生む

そもそも、この過大請求の件は2011年に既に内部告発されていたのだ。しかし、誰がどう言おうが、社会的な問題になるまでは無視を決め込むのがこの悪質企業の体質というものなのだろう。

2011年に内部通報があった際、YHC社としても社内調査はしたそうですが、「たいした不正ではない」との思いで全社的な調査はされなかったようです。

というのである。内部告発する方としては、常識的に考えても、クビをかけて行うものなのだが、上層部はそんな勇気にも応えるつもりが無いことがよくわかる。もちろん、上層部自ら指示をしていれば、カエルの面になんとやらである。内部告発者がその後どうなったかの調査が望まれるというものだ。

2018/8/1 ヤマト、過大請求31億円か…法人向け引っ越し–https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180731-OYT1T50198.html(リンク切れ)

当初見積もられていた過大請求が17億円から31億円に増えたというものである。そもそも17億という数字がどこから出てきたのか不明だが。。。

2016年5月~今年6月に請け負った引っ越しで請求した約17億円に加え、13年7月~16年4月にも約14億円を過大請求していた可能性があるという。

というのだ。先に示した通り、告発されたのは2011年でありながら、今回の問題発覚当初ヤマトは2016/5~2018/6までの過大請求17億しか発表していなかったのである。そして、「5年前まで遡って調べた結果」、2013/7~2016/4の過大請求14億が見つかったというのだ。

何をかいわんやである。2011年に内部告発があったということは、当然2011年の時点で1年なり2年なり行っていたことは確実だ。しかし、この連中は未だに2013/7以降しか調べていないのだ。

ヤマト引っ越し過大請求「不正は組織的」 元支店長証言

(元支店長の)槙本氏は、ヤマトHDが24日に過大請求を発表する前の今月2日にも都内で会見を開き、不正の実態を証言していた。ヤマトHDの山内雅喜社長らの記者会見での説明について「本当に悪いと思っていると感じられない。説明が正確でない」と感じたため、再び会見を開くことにしたという。来月にヤマト側を詐欺容疑で警視庁に刑事告発することを検討している。

当然だろう、上からの指示が無ければ、このような巨額の不正請求があるはずがない。現場の人間の判断で行えるような金額ではないのだ。

すなわち、ヤマトホームコンビニエンスという企業は頭から腐っているということである。