ヤマトホームコンビニエンス子会社元支店長が国交省などに申し入れ

このブログで何度もお伝えしているヤマトホームコンビニエンスによる不正請求事件であるが、子会社元支店長が国交省に申し入れを行ったそうである。

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ヤマト子会社元支店長が国交省などに申し入れ

2018/8/23の日経の記事である。

ヤマトホールディングス(HD)子会社ヤマトホームコンビニエンス(東京・中央)で法人向け引っ越し代金の過大請求があった問題で、不正を告発した同社元支店長の槙本元氏が23日、国土交通省に問題の調査への協力を申し入れた。ヤマトHDが設置した社外専門家による調査委員会に対しても、代理人の弁護士を通じ協力を申し出る文書を22日付で郵送した。

 槙本氏と弁護士は23日、東京・霞が関の国交省自動車局貨物課を訪問。対応した課長補佐に、社内で不正を目の当たりにした槙本氏本人に「直接聞き取り調査を行うことが不可欠」などと主張する文書を手渡した。

 同日記者会見を開いた槙本氏は「(調査に)喜んで協力する」と述べた。一方国交省は文書の内容もみて「検討する」とし、ヤマトHDは槙本氏へ協力を求めるかは「調査委員会の判断に委ねている」とコメントした。

当然のことながら、不正請求を起こすような悪質会社であるヤマトHDはどのような隠蔽工作を行うかわかったものではない。槙本元氏のような善良な内部告発者の協力のもとでの徹底的な調査が必要なことは言うまでも無いことだ。国交省にはしっかりやってもらいたいと思う。

ヤマト「社外秘資料」入手!代金着服、事故隠蔽…不正・懲戒の実態

さらに2018/08/16にダイヤモンドオンラインが、内部資料を公開している。

「懲戒」と赤文字で大きく書かれた表紙。中をめくると「交通事故を隠蔽していた」「代金の着服を行った」など物々しい文面が幾つも並んでいる。

 その数、9ヵ月間で総計203件。資料を提供した関係者は、「お客さまから運賃や代引き手数料を頂きながら、不正に着服する行為が全国的に多い。飲酒運転などで逮捕される事案も毎月のように発生している」と深刻さを訴える。そして「これは宅急便事業のみの不祥事で、グループ全体では驚くほどの件数になる」という。

この資料を持ち出したという関係者も「不正に着服する行為が全国的に多い」「飲酒運転などで逮捕される事案も毎月のように発生している」という。

この証言からも、ヤマトHDが会社ぐるみで腐敗した組織であることがわかるというものである。